JGバラード的終末世界ゴルフゲームが面白かった
お久しぶりです、4月も終わりに近づいてきました。
僕は桜もち教教祖なので今月、桜もちを無限に食べていました。桜の葉っぱの塩漬けが好きなんですよねしょっぱくてあまくて。
去年まで出てた桜もち味のミンティアが今年は無くて悲しかったけどその分桜もち最中とか桜もち水まんじゅうとかいろいろ食べたので満足です。
ついでにこの前スマホで撮った桜を見てくれ
そんなことはともかく今日語りたいのは「Golf Club Wasteland」。
今さっきクリアしたので熱が冷めないうちに語りたい、核心的なネタバレはしないよう気を付けます。
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廃墟!退廃した世界!ディストピア!が好き、雰囲気ゲー!エモ世界観!が好き、そんな人にお勧めしたいのがこのゲーム。
一言で表せば「滅びた地球で火星のラジオを聞きながらゴルフするゲーム」です。
なんじゃそりゃって感じですけどほんとにそのまんま、これ以上でもこれ以下でもないゲーム内容。
ゲームとしてはゴルフゲームに分類されると思うけど、本筋はそこじゃなくゲーム全体の雰囲気を楽しむいわゆる”雰囲気ゲー”。
どうして地球は滅びたのか、移住先の火星は今どうなっているのか、そんな中地球で呑気にゴルフをする主人公はいったい誰なのか。
ゲーム中BGMとして流れ続けるラジオ、ゴルフの打数によって解放される主人公の日記、それからコース内の描写なんかを頼りに考察したりしなかったりとにかく世界観を楽しみましょう。って感じのゲーム。
このゲームを始めて最初に「すげー!!」ってなったのがラジオです。
BGMとしてボーカル曲が流れつつヌルっとゴルフゲームが始まって、1コース2コースとクリアしていくと曲が終わり「次の曲かな?」と思うと流れ出す『火星ラジオ、ノスタルジア』のナレーション。
ラジオはMCの語り、火星で生きる人たちからのエピソード投書、その人からの曲リクエスト、MCの語り…と続いていきます。
BGMってゲームにとっては一部の要素でしかないと思ってたんですけど、このゲームにとってのBGMはもう聞くというより読むというかもうそっくりそのまま遊びの要素なんですよね。
聞いていくうちにああ火星はこうなってるのか…地球は…とか色々見えてくる、でも画面的にはそんなこととは関係なくゴルフしてると。
じゃあゴルフとラジオが無関係かというとそうではないのが面白く、こだわりポイントを感じます。
コース内に電波の概念があってあくまでこのラジオ、主人公が聞いているという設定なのか奥まったとことか地下に行くとラジオが途切れて環境音オンリーになったり、ラジオ内で主人公の事に言及する描写があったり…
この主人公が聞いている設定がとにかく良い、没入感半端ない。
ゲームの起動時に「イヤホンで遊んでね」って出るんですけど、これはスピーカーじゃ楽しめないです。
同じくイヤホン付けて遊んでってゲームでカプコン制作の深世海ってのがあるんですけど、あれに近いですね。ゲームの主人公と同じ空気感で音響を楽しめる感じが没入できます。
深世海もハチャメチャに面白い雰囲気ゲーなのでぜひ。あれも続編出てほしいなぁ。
ゴルフ自体もちゃんと作ってて廃墟を駆け巡るコースから、汚染された謎物質がウォーターハザード代わりになってたり、はたまたゴルフ中にイベントが挟まってストーリーが進行していくステージもあったり多種多様。
打数を少なく抑えてクリアすることでアンロックされていく収集要素もあります、僕はまだ全部集められてません。玉の勢いの強弱が難しいんじゃ…
世界観もストーリーも投げっぱなしではなくちゃんと答え合わせしてくれるので、読解力ゼロの僕みたいな人でも楽しめます。
22ステージあたりのイベントでJGバラード好きの僕は一気にググっと引き込まれました。あれはもういいよね、すごくいいよね
少しでも気になったらぜひ冒頭に貼ったsteamのページ覗いてみてください、もっと気になってくると思うので。
ちゃんと日本語対応済みです、翻訳怪しいところもなかったからゴリゴリに楽しみましょう。
続編も出る予定らしいので今から楽しみ楽しみ。